こちらも久し振り・・・本ですよ!!
2014年11月21日
今回紹介するのは、梅原 猛(たけし)さんです。
そう今回は小説ではありません。
1冊目は「水底の歌」・・・
それまでの通説を覆す驚愕の新説!!
あの有名な歌人<柿本人麻呂>は刑死(生きながら海に沈められた)したと・・・
初めて読んだ高校時代が蘇ります。 ドキドキしながら読み進めました。
今まで授業では一切そんなこと教わらなかったのに・・・
第1級の宮廷歌人だと教わってたのに・・・
それまでのあの「斉藤茂吉」の人麻呂論に真っ向から反抗したこの書・・・
当時は歴史の専門家でもない哲学者の梅原のこの説は、学会の嘲笑の的でした・・・
何をどしろーとが,っという雰囲気でした。
もう1冊の「隠された十字架」も同じです・
こちらは、あの<法隆寺>は聖徳太子を鎮魂するための、
怨霊を封じ込めるためのお寺だと梅原は喝破しました。
この説も同様に専門家でもないドシロートがと学会からは鼻にもかけられませんでした。
あれから40年、梅原の説の方が有力になっています。
着眼点が素晴らしく、ほかにもたくさん古代史の著書があり、
先代猿之助とのスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」があり
今は、親鸞や法然などなど・・・仏教に関する本を出しています。
もうだいぶエ~年になってますが、長生きしてモットもっと新説を世に問うて欲しいと切に思います。
ぜひ一読を・・・
今読んでもワクワクする ”語り部の木戸” でした。