内装・外装リフォーム

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ウイング

1.床材の種類

床は直接身体に触れる部分です。このため、素材の感触が床材選びの重要なポイントになります。
床材には次のような機能が求められます

 

 丈夫である

 音が響かない

 水に強い

 掃除がしやすい

 滑りにくい

 

どの条件を優先させるかは部屋の用途によって変わってきます。たとえば、キッチンや洗面室などの水回りでは、掃除のしやすさや対候性にすぐれていることが求められます。また、小さな子供や高齢者がいる家庭では、安全性への配慮も必要です。
床材の種類としては次のようなものがあります。

 

 フローリング
耐久性に優れ、ホコリを吸収しないので掃除が簡単なうえ、ぜんそくやアトピーの方にも適しています。ただし、夏場はひんやりとして気持ちいいのですが、冬場は冷たく感じます。

 クッションフロア
ソフトな弾力性があり、水に強く、手入れも楽です。ゴム製品が接触すると化学反応を起こし、溶けて汚れが付着するので、家具の足先についているゴム性のキャスターなどには気をつけましょう。

 
吸湿性、吸音性に優れ、歩きやすく、足ざわりがソフトです。高温多湿の日本にマッチした素材で、素足でもベタベタせず、独特の感触が魅力ですが、磨耗しやすいのが欠点。

 カーペット
保温性、吸音性に優れ、歩きやすく、足ざわりがソフトです。しかし、ホコリが舞わずに溜ってしまうので、ダニの温床となりやすく、まめに掃除をしなくてはなりません。また、直射日光に当たると色あせするものもあります。

 タイル
水や汚れに強いので、水回りに使われます。手入れも簡単で、見た目も清潔ですが、足ざわりが冷たいのが難点です。

2.外壁の塗り替え

外壁の塗り替えは、汚れやクラックにより判断します。外壁の痛み具合は建物の立地条件、現在の吹付塗料の質や施工の程度などにより違ってきます。「築10年で塗り替えを」とは一概に言えませんが、一般に10年経つと家全体の補修点検をした方がよいでしょう。

 

外壁塗装の塗材は6種類に分類され、価格も1500円~5000円/平方メートルと開きがあります。外壁は、雨の影響で黒いカビで汚れたり、全体に色褪せたり、クラックが入ったりすると、塗り替えを考える時期です。吹付材そのものの耐用年数は、価格に比例して3年~7年と言われています。施工方法は外壁を高圧洗浄して、下地やクラックを補修します。その上から塗材を吹き付ける方法と吹き付け押えの上からローラーで塗る方法があります。

 

もし近い将来、増改築の予定があるならそのとき同時にする方が良く、勧められたからといって、まだきれいなのにする必要はありません。頼むなら信用のおけるところで、質の良いものを丁寧に施工してもらうことです。

 

 3.外装材の選び方

外装材の工法には湿式工法と乾式工法があります。湿式工法は現場でのコンクリート打ちや左官工事など、水を使う工法です。天候に左右されやすいので、工期に余裕が必要です。一方、乾式工法は、パネルなどをボルトや釘、ねじで取り付ける工法で乾燥待ちの時間がないので、短期間で工事が完了します。

 

湿式工法で最も一般的なのがセメントと砂を水で練り混ぜたモルタルです。モルタルは耐候性、耐火性、耐水性に優れ、しかも安価です。ただし、丁寧に施工しないとひび割れるおそれがあります。
乾式工法の代表格はサイディング。工場で一定の形に造った板を、現場で釘などで下地に止めていく方法です。軽量で施工が簡単なことから人気があり、耐火性や耐水性にも優れます。